弍家本一族 血脈の書

ゲームの自分用プレイ記録

1019年2月幕間 当主交代

「弐家本(ゆうしゃ)の血を継ぐ子、英雄よ 目覚めなさい」

この世のものとは思えないどこか不思議な声だった。
言われるがまま目を開ける。
暗くて、ふわふわしていて、どこか現実離れした場所だった。
その声は、自分の境遇とこれからについて淡々と説いていく。
両親の仇、短命と種絶の呪い、神との子。
夢と合わせて膨大な情報を詰め込まれ、理解が追いつかない。が、追いつかないなりに、この声に従うしか自分の生きる道はないと悟った。
子を成す相手に魂寄せお蛍さまを選んだのは、単に目の前にいたからなのか、それともなにか感じるものがあったのか。自分でもよく分からなかった。とにかく頭がいっぱいいっぱいだった。
そして暗転。

「おめでとう!かわいい女の子ですよ」
次に目が覚めると、青髪の赤子が自分を覗き込んでいた。
どうやら神との子は無事に生まれたらしい。
しかし、今すぐ京へ行くことは難しいらしく、しばらくお蛍さまの屋敷で過ごすことになった。

自分は、父親になったとはいえまだ両手で数えられるくらいの年の姿で、何をすれば良いのか分からず戸惑った。が、ここでは本来は必要な食事や排泄などの世話は要らず、お蛍さまに助言されるがまま、ひたすら子どもを眺め、時には独り言のように話しかける日々を過ごした。
赤子は、初めは布団から動かず意味のない言葉を発していたが、それも僅か数日。気がつけば「ひでおさま」と言いながら、四六時中自分に付いて回るようになった。


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(特に読む必要のない言い訳のような後書きのようななにか)
やっっっっっっっと描けました!!!!!
正直これ当主交代漫画というより始まりの漫画なのでは??って感じですがもう気にしない!!!

あと妃呂衣ちゃんの目が黄色で、母神様が魂寄せお蛍さまだから蛍みたい〜というのを入れたかったので無理やり入れました!
なんていうか、妃呂衣ちゃん視点だと英雄さまは光なんですけど、英雄さまからみても妃呂衣ちゃんは光なんだよっていう、なんていうか、お互いがお互いを照らす存在というか……(オタク早口)

初代の2人がどうやって過ごしてるのかは特に明言されてないので、最初の下りは本当好き勝手捏造しましたって感じですね。
あとプレイヤー個人は、神様と実際に子どもを作るときの行為をしても子どもはできないと思っている派ですが、子を成すとか暗転とかどうとでもとれるようにぼかしました。
お蛍さまとの関係も多分英雄さまよく分かってない。というか、そういうある意味余計なことを考えている余裕はなかったのかもしれません。
まあなんか色々語りましたがそれぞれの想像におまかせでいいと思います。自分は自分、他人は他人!



というわけで、ようやく3月プレイできる!
この2月プレイしてから漫画描き終えるまでの間に、vitaを放置してたら(時々俺屍以外のゲームとかも触ってたけど)、画像データ全部ふっ飛んでて飛び上がりました(まじで)
恐いよ……クリアまでうちのvitaちゃん、無事でいてほしい……(懇願)